📋 この記事でわかること
- ヨシムラ ST-1カムシャフトの性能・特徴とパワーアップキットの構成
- カムシャフトがエンジン性能に与える影響の仕組み
- Ape100へのST-1カムシャフト装着の注意点(カムホルダー干渉問題など)
- 装着後に実際にエンジンフィーリングがどう変わったか(実体験レポート)
- カムシャフト交換をショップに依頼するか自分でやるかの判断ポイント
ちょっと前にヨシムラのApe100用パワーアップキットを入手し、その中の「ST-1カムシャフト」を装着しました。今回はカムシャフト交換の知識から装着後のフィーリング変化まで、実体験をもとにまとめます。
ヨシムラ パワーアップキットの構成と選んだ理由

これまで自分のマシンに取り付けているヨシムラ製品はサイクロンマフラーのみでしたが、以前ヤフ〇クでApe100用のパワーアップキットを入手し、ずっと温めていたので、ぼちぼち導入していこうと思います。
パワーアップキットは、キャブレター(TM-MJN24)、ファンネル、パワーフィルター、ST-1カムシャフト、ハイスロットルキットがセットになったものです(残念ながら現在はメーカー廃盤のようです)。
マフラー(ヨシムラサイクロン)とパワーアップキットの組み合わせで「ノーマル比180%のパワーアップが可能」と書いてあります。
ボアアップ無しにそんなにパワーアップするなんて、一見「ホントかよ!?」と思えるレベルですが、「世界のYOSHIMURA」を信じて突っ走ろうと思います。
カムシャフトとは?エンジン性能に与える影響を解説
Apeと同じOHCの動作を示した動画があったので一度ご覧ください。
この動画で、上下するピストンの上で回っている筒のようなものがカムシャフトです。涙滴のようないびつな形の円筒が、ヤジロベーのようなロッカーアームを動かし、その結果ラッパのようなバルブを開閉させています。
カムシャフトのいびつな形が生み出す特性をカムプロフィールと言いますが、この形状でバルブの開閉速度やバルブリフト量が変化し、エンジンの吸気と排気のタイミングやバルブの開閉時間が調整されます。
難しい話は専門のページにお任せするとして、ハイカムシャフトは山の部分を大きくしてバルブの開閉量(時間)を長くすることで吸気量を増やし、低回転時のトルク向上や高回転時のパワーアップを実現しています。
ヨシムラ ST-1カムシャフトの装着——ショップ依頼を選んだ理由
装着はショップにお願いしました。カムシャフト交換はヘッド部分だけとはいえエンジンを開ける作業です。自分で挑戦するかどうか悩んだ末、今回はショップへ依頼することにしました。
ショップ依頼を選んだ主な理由は以下の3点です。
- カムタイミングのズレがエンジンに致命的なダメージを与えるリスクがある
- カムホルダーの干渉確認と修正加工が必要になる場合がある(個体差あり)
- このタイミングでキャブレターとの総合セッティングも依頼できるため効率的
ボアアップのような大掛かりな作業に挑戦するときに、一緒にエンジン内部を学ぼうと考えています。今の段階でプロの目でしっかり組んでもらうことが、長く乗り続けるための判断だと思いました。

注意点として、エンジンの個体差によってはカムホルダーが干渉するため、干渉する部分を削る必要があるとのことです。幸い私の場合は削る必要はありませんでした。自分で作業する際はこの点を必ず確認してください。
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ハイカム装着後のエンジンフィーリング——実際どう変わった?
ヨシムラHPによると、ST-1カムシャフトを装着した場合、ノーマルと比べて2000回転ほど高回転になるようです。

下のグラフの青点線と赤実線がST-1カムシャフト装着前後の違いですが、装着後の方が線がフラットになっており、滑らかな加速をするようになっています。

実際に試走してみると、低速のトルクが増し、高回転まで気持ちよく回るようになりました。ノーマルの時に感じていた「ある回転域からのもたつき」がなくなり、アクセルのツキが一段とシャープになった印象です。
乗りやすさが確実に1段階アップした感じで、無理なくステップアップが実感できました。最高速も伸びているはずですが、それよりも街乗りでの扱いやすさの向上の方が日常的に恩恵を感じます。
また、別ラインナップのST-2カムシャフトはレース寄りのセッティングですが、ST-1はストリートでの扱いやすさを重視した設計です。ピーキーになるわけでもなく、マイルドにパワーアップする感じなので、公道メインのApe乗りには ST-1 が断然おすすめです。
なお、TM-MJN24キャブレターを装着するだけで単体でも大幅なパワーアップが見込めるとのこと。パワーアップキットの効果を個別に確認するためにも、今回はカムシャフト単体から始めて正解でした。
まとめ:ヨシムラ ST-1カムシャフトでApe100の性格が一変
今回はパワーアップキットのうち、まずST-1カムシャフトを取り付けました。一度にカムシャフトとキャブレターを付けていたら、変化が急激過ぎてどちらのパーツの効果か区別できなかったかもしれません。段階的に導入する方法はおすすめです。
✅ この記事のまとめ
- ST-1は低〜中回転域のトルク強化に優れたヨシムラの定番ハイカム。ストリートメインなら ST-1 が正解
- カムホルダーの干渉確認が必須——個体差があるため装着前に必ずチェック
- 装着後はアクセルのツキが明らかに改善され、街乗りの楽しさが一段階アップ
- カムシャフト交換はカムタイミングのシビアな作業——不安ならショップ依頼も賢い選択
- キャブレターなど他のパーツと段階的に導入すると効果の違いが明確に分かる
※バイクカスタムは手順・方法を誤ると怪我や事故の原因になる可能性があります。実施にあたっては必ず自己責任でお願いします。
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