多くのバイク乗りの中でも、恐らく一番多くの人が行っているであろうカスタム、それがマフラー交換ではないでしょうか。社外品にすることで、排気音だけでなく出力特性も変化させることができます。今回は私のApe100もいよいよマフラー交換をすることになりました。
チタンマフラーにしたい
大型バイクに乗っていた頃、自分はカスタムなんて考えもしていませんでしたが、他の人が乗っているバイクを見ると結構な割合でマフラーを交換していました。その中でも、エキパイが虹色になっているタイプは見た目にもインパクトがあり、ちょっと気になっていました。
後になって虹色のエキパイの正体(素材)が「チタン」であることがわかりました。高校までの知識で、元素記号が「Ti」、軽くて丈夫、安定した金属であるというくらいしか知りませんでしたが、なるほど、それならマフラー素材としては向いているかも・・・と納得しながら更に調べていくと、ステンレス製のフルエキマフラーの上位互換としてラインナップされていることが多かったです。やっぱり希少金属なので高級素材として扱われるんですね・・・。
さらに「上位互換」とか「高級素材」というワードを見てしまうと、沸々と湧いて来る物欲を抑えることが出来ないのでした。。。
不朽の名作 ヨシムラ・チタンサイクロン
マフラー交換をしようと思い、Ape100用の製品を調べ始めると、オールステンレスだったり、エキパイのみステンレスだったりして、フルチタン製のマフラーは意外と少ないことに気が付きます。
フルチタンの中では「Over Racing」と「ヨシムラ」あたりが売れていそう。どちらも4mini以外のバイクでも見かけるメーカーですが、オジサンとしては漢(オトコ)を感じさせる老舗「ヨシムラ」が気になってしまいます。
一昔前に「集合管」とか「単管」という響きに憧れたメーカー「ヨシムラ」。そのメーカーの製品ならば間違い無いはず。ということで、完全に主観で決定しました。
初めてのマフラー交換に挑戦
さて、購入に向けてネットで相場を調べ始めたところ、ステンレス製の他社マフラーだと2~3万円位なのに対し、ヨシムラサイクロンは約5万円。どうしてもちょっと高くなってしまいます。どうしようかと迷っていた頃に、ちょうどネットオークションで美品が1.5万円で出ていたので入札。それがあっさり落札出来て、チタンサイレンサーのモデルを手に入れることが出来ました。
受け取ると、箱や説明書は無いものの、確かに美品でした。そして、まずその軽さに驚きました。純正マフラーが約4㎏なのに対し、ヨシムラマフラーは約1.5㎏でその差2.5㎏。半分以下です。まあ、乗り手がその分痩せれば同じ効果かもしれませんが・・・
さて、早速交換作業ですが、まずマフラーとフレームを固定しているボルトを全て外し、エンジンとマフラーを接続している2本のフランジボルトを外します。これでマフラーが外れます。
エンジン側に残っているガスケット(銅製)は新しいものに交換し、また逆の手順で新しいマフラーを取り付けていきます。
取り付けは問題無くできました。本来であればタンデムステップを前上方向にオフセットさせるステーがあるようですが、今回入手したものには付属していなかったのでそのまま装着。サイレンサーとのクリアランスがかなり微妙なので、今後調整が必要になるかもしれません。
まとめ・感想
取り付け後、早速始動。排気音がこれまでの「ポンポンポン」という感じから、「ボッボッボッ」という音に変わりました。おお、これはバイクっぽいぞ。さらにスロットルを捻ると「ボボボンッボボボンッ」という、重く力強い音がします。
走ってみると、明らかなトルクアップが感じられました。前回インシュレータを外した時と同じくらいの変化があります。他の製品を試していないので比較はできませんが、マフラーを交換するだけでもパワーアップはするんですね。毎度毎度感動してしまいます。
ただ、スロットルを緩めた時に「パンッ」という音が出るようになりました。これってアフターファイヤー?「薄い」ってこと?マフラー交換して抜けが良くなったから?
ちょっとヤンチャなライダーなら、パンパン音が出るようになってもそのままかもしれませんが、エンジンとか燃費とか色々悪影響がありそうなので、早急に対応しようと思います。
※バイクカスタムは手順・方法を誤ると怪我や事故の原因になる可能性があります。カスタムを行う際はあくまで自己責任でお願いします。また、当サイトは不正改造を推奨するものではありません。保安基準・交通法規等を予め確認し、法令の範囲内で実現可能なカスタムを行っていますが、万が一そうでないケースがありましたら是非ご一報をお願いします。
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