エイプカスタムその12.Ape直流化

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電装系

 Apeの初期モデルはメンテナンスコスト削減のため、バッテリーを積んでおらず(バッテリーレス)、発電したままの交流電源で電装を賄っています。しかし、車やバイクの電装品は直流12Vで動作するものがほとんどなので、交流電源だと電装系カスタムの選択肢が極端に狭まってしまいます。今回はこれからの電装系カスタムに利用できるよう、Apeの交流電源から直流電流を取り出してみようと思います。

まずは電気工作用の部品集め

 ネットで「Ape 直流化」と検索すれば色々出てきますが、私はレギュレーターから出ている交流電流を分岐させて直流化する方法を実行することにしました。それにはまず材料を集めることから始めないと、ということで早速出張ついでに秋葉原に行きました。

 電気工作=アキバ

 というイメージはもう昔の話なのかもしれませんが、超初心者のオジサンは単純にそう考え、入手したのがこの3点。

秋葉原で買ってきた直流化用部品

 ・はんだごて

 ・ブリッジダイオード

 ・電解コンデンサ

これらがあれば直流化が出来そうだったので、早速挑戦してみます。

交流電流を直流化する「仕組み」

 さて、秋葉原で買ってきた部品を使うと何が出来るのか、というのを図にしてみました(参考にする際はあくまで自己責任でお願いします)。

①まず、上図の左半分を見て下さい。ジェネレータで発生する電気は、電圧が強くなったり弱くなったりしながら常に流れる方向が入れ替わっています(赤と青の矢印)。これが交流電流です。

②次に、この交流電流を図の真ん中のブリッジダイオードの交流入力(~)に通すと、常に同一方向の電流が出てくるようになります。上図右半分の電流は常に同じ方向に流れています。つまり直流電流です。

③ただし、それだけでは電圧が強くなったり弱くなったりして安定しないので、コンデンサを(並列に)繋いでやると、電流が多い時には電気を溜め、少ない時には放出してくれるようになり(平滑化)、安定した直流電流が得られるようになります。

これが交流電源の直流化です。

直流電流の取り出し方

 さて、直流化の原理が分かったところで早速作業に入ります。

①レギュレーターから出ている電源を分岐させます(私はエレクトロタップを使用しましたが、上手くやらないと元の線を切ってしまうこともあるので、あまりお勧めしません)。

②ブリッジダイオードの+-端子にコンデンサの+-を並列に繋いでおきます。

③①で分岐させた電源をブリッジダイオードの交流入力端子2か所にそれぞれ繋いでやると、ブリッジダイオードの+ー端子から直流電流が出てくるようになります。

中央左の黒いものがブリッジダイオードとコンデンサを
絶縁テープでぐるぐる巻いた自作直流化キット。
So-net 光 プラス Sプラン

取り出した直流電流の使いみちは・・・?

 直流電流が取り出せれば、直流12Vで動作する電装系パーツを使えるようになります。今のところ検討しているのは、主に下記の通り。

  • LED電飾(車体のライトアップ・DAYライト)
  • ウインカーのLED化
  • タコメーター装着
  • ホーン交換
  • USB電源

 もっぱらアクセサリー的な使い方になってしまいますが、もともとそういうつもりなので、まあ良いでしょう。

いざ!実装!

 エンジンを掛け、用意していたLEDチューブを直流化キットの+・-部分に接続してみました。すると、真っ黒な車体が鮮やかに輝きだしたのです!

上手く点いてくれました。

 正直ちゃんとできるか不安だったので、しっかり点灯してくれて嬉しかったです。夜間における周囲からの視認性が格段に上がって、事故防止にもかなり効果的なのではないかと思います。

 車体前方、エンジン上部辺りにもLEDを付けようかと思ったのですが、これ以上は大分ヤンチャになってしまうので、ひとまずこれで様子を見ようと思います。

まとめ・感想

 電気工作はまるっきり初めてだったにもかかわらず、直流化キットが思い通りに動作してくれたのでとても充実感がありました。

 私はLEDの視認性とパッパッと点滅する感じが好きなので、ゆくゆくはライト・ウインカー類を全てLED化したいと思っています。バイクや車のアクセサリーは直流12Vで動作するものがほとんどなので、次は何を付けようか考えるのも楽しいですね。

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