必要最低限の装備でシンプルな分、カスタマイズの幅が広いApe。私のApeのカスタムコンセプトとして「乗りやすく・使い勝手の良いマシンを目指す」というのがあります。電源の直流化とウインカーのLED化で消費電力の低減を果たしましたが、これまで以上に乗りやすく、使い勝手の良いマシンを目指し、電装系カスタムの新アイテムをゲットしました。
SYGNHOUSE(サインハウス)・LED RIBBON(エルリボン)
私のApeの場合、電装系を直流化していますがヘッドライトへの電源供給は別ラインのため、交流のままになっています。消費電力の低減により以前より明るくはなったのですが、アイドリング状態ではどうしてもチラつきますし、やはりハロゲンでは明るさが物足りないので、思い切ってLED化してみようと思います。
今回購入したのはSYGNHOUSE(サインハウス)のLED RIBBON(エルリボン)。一見ドラゴンボール風のネーミングが目を引く商品です。汎用のLEDバルブもありますが、せっかくなので評判が良かったMonkey・Ape系専用のこの製品をチョイス。PH7サイズが適用になります。
SP武川・マルチリフレクターヘッドライト
バルブの交換に合わせ、ライトケースはSP武川のマルチリフレクターヘッドライトを用意しました。変更するとApeやMonkeyのシンボルでもあるメーター一体型ヘッドライトではなくなってしまうのですが、今後のカスタムを考え、変更することに決定しました。
いざ、取り付け作業。
ギボシの装着
LED RIBBONの装着にあたっては、ちょっとした作業が発生します。
ノーマルのヘッドライトはソケットから3色(青:Hi、緑:Lo、白:アース)の配線が出ており、車体側とカプラーで接続するのですが、LED RIBBONの配線に接続する部分はギボシになっているので、純正の3色の配線を途中でぶった切り、メスのギボシを接続してやります。電装系のカスタムをする際はギボシ接続をすることが結構あるので、電工ペンチを用意した方が良いと思います。
ついでに言うと、やりがちなミスが「カバーの付け忘れ」です。上の写真のギボシ(メス)とカプラーの間にある透明のカバーですが、ギボシをカシメる前に通しておかないといけないのに、忘れることが結構あります。注意しましょう(もちろん私はやらかしました)。
バルブの取り付け
バルブの取り付けは、差し込んで回すだけの簡単作業です。
カチッとハマったら、バルブのお尻のところに電熱グリスをたっぷり塗り付けます。これによって放熱リボンへの熱伝導性を上げるのでしょう。
放熱リボンの接続
先ほど電熱グリスを塗ったバルブのお尻に放熱用のリボン(ヒートシンクリボンという名前だそうです)を付けます。4本のネジでしっかり固定してやります。
本記事1枚目の写真のように、箱に収納されている時は小さくたたまれていますが、これを出来る限り広げてやるのが大事なようです。放熱性を高めて部品の劣化を抑え、耐久性を確保しているんですね。
いざ、点灯。
ケース内の配線がグチャグチャ過ぎて収納が大変でしたが、何とかヘッドライトを取り付けることが出来ました。バルブ配線の途中にあるコントローラー部分はヘッドライトケース内には入らないため、フレームに固定しました。
取り付け後、日が暮れるのを待って早速点灯させてみました。まずは取り付け前写真から。
カメラのフラッシュでビキニカウル内が明るくなっていますが、大体こんな感じです。これでもM&Hマツシマの高効率バルブを使用しているので、通常使用については問題無い位の明るさはあります。
次にLED RIBBON装着後の写真です。
この光量の差は歴然です。点けた瞬間に明るいと感じますし、白熱電球とは違う真っ白な光が未来的です。武川のリフレクターのおかげか、LEDでも広範囲に光が届いているような気がします。
それでは交換前後の写真を並べてみましょう。
この差、ヤバくないですか?
まとめ・感想
いかがでしたでしょうか。今回はヘッドライトバルブをLED化しました。汎用のLEDバルブでも良いかと思いましたが、せっかくなので長持ちして欲しいという気持ちもあり、国産かつ評判も良いLED RIBBONをチョイスしました。ハッキリ言って大正解だったと思います(残念ながら現在この製品は生産終了となってしまいました。非常に残念です。。。)。
今時のバイクではLEDヘッドライトが標準装備になりつつありますが、Apeくらい古いタイプのバイクだとまだまだハロゲンが主流だったので、同年代かそれよりも古い年代のバイクに乗っている方もLEDバルブに交換したらその明るさにきっと満足できるのではないでしょうか。交流・直流どちらにも使用可能な商品を選び、型さえ合えば装着できると思います。明るさ、視認性が大きく向上するこのカスタム、かなりおススメしたいです。
※バイクカスタムは手順・方法を誤ると怪我や事故の原因になる可能性があります。カスタムを行う際はあくまで自己責任でお願いします。また、当サイトは不正改造を推奨するものではありません。保安基準・交通法規等を予め確認し、法令の範囲内で実現可能なカスタムを行っていますが、万が一そうでないケースがありましたら是非ご一報をお願いします。
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