エイプカスタムその25.リアブレーキディスク化

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外装

 ヤ〇オクでXRモタード100の前後足回りをゲットし、Apeのフロント足回りをディスク化

したものの、中々リアの方には手を出せずにいました。

 今回は思い切って着手して、完成させてしまおうと思います。

準備するもの

 作業にあたり、事前調査をしました。とりあえず必要そうなものは以下の通り。

  • マスターシリンダーマウントキット
  • スタンド(フロント+エンジン下)
  • 各種レンチ

 今回はスイングアーム以下の足回りをごっそり交換する作業なので、

①元のスイングアーム以下足回りを外す

②XR100モタード(ディスク)のスイングアームASSYを取り付ける

だけで完成するというイメージなのですが、そう簡単には行かないんだろうなぁ・・・

ドラム・ディスクの構造上の違い

 リアのドラムブレーキは、

①ブレーキペダルを踏むと

②ロッドがアームを引っ張り、

③ドラムの中のブレーキシューを広げてタイヤの回転を止める

という構造です。

(カスタムその17.フロントブレーキディスク化(お勉強編)参照)

 対して、ディスクブレーキ

①ブレーキペダルを踏むと

②マスターシリンダーが押し込まれ

③シリンダー・ホースを介してオイルがキャリパーピストンを押し出し

④ブレーキパッドでディスクを挟んでタイヤの回転を止める

という構造になります。

そのため、ブレーキペダルを踏んだ時に「ロッドを引っ張る」から「ピストンを押す」動きに

変わります。そこで必要なのがGクラフトのマスターシリンダーマウントキット。

 XRモタードに使用されているNSRmini系のマスターシリンダーを固定するステーと

ブレーキペダルが一体となっている製品です。

いざ、作業。(簡単?3ステップ)

1.スタンドアップ

 今回はエンジン後ろ側、スイングアーム以降の部分を全て取り外して入れ換えるので、

フロントディスク化の際にゲットしたフロントスタンドを使い、フロント部分をリフトアップします。

そして、車体中央部・エンジン下にウィルキンソンジンジャーエールの瓶ケースをセット。

冗談じゃなく、ビールケースよりもウィルキンソンの瓶ケースの高さがベストマッチなんです。

是非、お試しあれ。

ビール瓶のケースじゃなくて、ウィルキンソンの大きさが4miniには絶妙で良いです。

2.スイングアーム取り外し

 次に、ステップ回りの外装をガツガツ外し、今回移植する部分であるスイングアームと

サスペンションを外していきます。

 が、この辺りはかなりのトルクでネジが締め込まれていて、固着してしまっている上、

奥まった場所にボルトがあるので、手持ちの工具ではどうにも外すことができませんでした。

 結局、ディープソケットなどの工具を買い足したりして、何とか全部外し終わった頃には

夕方になってしまったので、一旦終了となりました。。。

ここまで来るのにざっと3時間。苦労しました・・・

3.XRモタードリア足回り取り付け

 ノーマルの足回りを外し終わったら、次は用意していたXR100モタードの足回りを移植します。

といっても今回は足回りを丸ごと移植するので、スイングアームをフレームに固定するだけ。

 簡単、、、なんでしょうが、なにせ前日外すのにとても苦労したので不安・・・

だったのですが、意外とすんなり取り付けることができました!

               Before                              After

 リアもディスク化したことにより、ホイールが揃い、ロンスイ化して前よりもシルエットが良くなったように思います。

 ApeよりもXRモタードのフロントフォークの方が長いため、フロントをディスク化した時に車体が前上がりになってしまっていましたが、それも修正されてバランスが戻りました。

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気付いたこと、注意点など

①スイングアーム長

 XRモタードのスイングアームを使用すると4センチほどロンスイ化になり、リヤホイールが後ろに下がるので、シルエットが結構変わります。

 また、前後のホイールベースが長くなるので、直進安定性が増します。

 好みの問題ですが、バランスを崩したくない場合は、Type-Dのものか、社外のノーマル長スイングアームを入手する必要があります。

②クッションリンケージ

 ApeとXRモタードではクッションリンケージのサイズが微妙に異なります。

 スイングアームとの接続部分を見ると、ApeよりもXRモタードの方が幅広になっています。

 強度が違うのでしょうか?

 Apeのものでも何とか使えそうですが、念のためXRモタードのリンケージを使いました。

③サスペンション

 クッションリンケージと同じく、サスペンションもApeとXRモタードでは異なっています。見た目はそっくりですが、XRモタードの方がバネレートが高いようです。

 私はこちらもXRモタードのものを使いました。

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④G’craft マスターシリンダーマウントキット

 リアのマスターシリンダーを取り付けるためのこのキット、非常に良く出来ていると思いますが、キットが中古品だからなのか、フレームが歪んでいたのか、取り付けが難しかったです。

 ボルトオンで付くはずなのですが、そのままだとしっくりせずガタつく感じだったので、ワッシャーを噛ませて調整しました。

⑤リザーブタンクの取り付け

 リアのマスターシリンダーに繋がっているリザーブタンクにはボルト固定穴がありますが、当然元々のドラムブレーキにタンクは無いため、専用の固定穴が用意されていません。

 今回はタンデムステップのオフセットステーに共締めしました。

⑥チェーン

 ロンスイ化に伴い、チェーンのコマ数が増えるため、従来のApe用のチェーンでは長さが足りなくなってしまいます。今回私は入手したASSYに付いてきたのでそちらに変更しましたが、この機会にチェーン交換を行っても良かったかもしれません。 

まとめ・感想

 さて、これで購入時からの目標だった前後ディスク化が完了しました。

感想としては「大満足」の一言に尽きます。

 カスタムド素人の自分にとっては一番の大改造になり、仕組みの勉強もたくさんできて、実用性・見た目・知識の向上に大いに貢献してくれたメニューとなりました。

 もし私が購入を検討している時にType-Dが発売されていたら、間違いなくそちらを選んでいたと思いますが、結果的にはむしろ発売前に購入して良かったのではないか、と思える程です。

 現在Apeのディスク化を検討している方がいたら、全力でリコメンドしたいと思います。

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